キャッシングという言葉による意識の変容について
最近、キャッシングという言葉が一人歩きしている感じを受けます。
これは、個人向けの小口融資にあたるローンと同義で、銀行や金融業者と契約を交わすことによってお金の工面を行うことを意味します。
キャッシングの言葉には、「キャッシュで支払い」といった手段の一つに意識が収まっているため、お金を借りることへの意識と抵抗が薄れている印象を受けます。
しかし、お金を借りること自体は何ら問題があるわけでなく、多くは借りる側の心構えに問題があるものと指摘されています。
私たちが生活する世界は非日常に遭遇することが多く、身内の結婚や死別などがそれにあてはまります。
セレモニー自体を順延することが難しいため、何らかの方法でお金を工面することが迫られることになります。
キャッシングには、こうした有事に備えての手段としての機能を果たすため、結果的に役立っております。
重ねて言いますが、お金を借りることには何ら問題はなく、借りる目的を見失わない決意を維持することが最も大切なことと痛感します。