新卒採用の担当をしています。
毎年、来春卒業予定の大学生を対象に採用活動をしていますが、若年労働者が減少している時代です。
どうしても、選考参加者数が減ってきています。
思い切って、これまでの採用方針を改め、中途採用をしてみてはどうかと、提案してみましたが、やはり新卒採用の伝統を崩すことはできず、現在も卒業間近の学生を対象に採用活動をしています。
そんなとき、珍しい採用活動をしている会社を見つけました。
ライフネット生命という会社です。
保険のネット通販のＣＭでおなじみの会社ですが、社長が相当な改革者で、採用についても改革をしています。
一番驚いたのは、「新卒」という定義を見直していることです。
通常は「新卒」というと、来春卒業予定の大学生、大学院生など卒業を基準にしますが、ライフネット生命では、年齢で区切ります。
４月の入社時点で３０歳未満であれば新卒となるそうです。
また、既卒者、就業経験があっても新卒です。
年齢で区切っているので、大卒でなく、高卒でも選考に参加できるそうです。
今まで、大学卒業直後なら新卒、それ以外なら中途と区別していましたが、年齢でバサリ切るという方法は斬新でした。
中途採用を導入という提案より、新卒者の定義を○○歳まで拡大しましょうという提案の方が受け入れやすくなるかもしれません。
ライフネット生命の新卒採用の考え方をみて、新たなヒントを得た気がします。

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